(4)神は人間にとって霊的な親であり、愛の存在者

……「愛の神」

先に述べたように、神は私たち人間を子供として創造されました。神は人間にとって霊(魂)の親なのです。その霊的な親である神と私たち子供は、どのような絆で結ばれているのでしょうか。

神と人間を結ぶ愛の絆

神は、単に無感情・無感動に人間をはじめとする万物を造られたのではありません。人間の親は子供に対して愛情を抱きますが、そうした人間の所有する愛情は、もともと神の内にあったものです。“神の創造”――すなわち分霊化に際して、神の中にあった“愛”という要素が人間に付与されることになったのです。人間の親子が愛で結ばれているように、「霊的な親」である神と「子供」である人間も“愛”によって結ばれています。

神は、愛の思いから私たち一人ひとりのイメージを描き、かけがえのない自分の子供として生み出されました。一人ひとりの人間は、神の愛によって存在するようになったのです。そして今この時も、神は絶大な愛で愛し続けてくれています。神と私たち人間との関係の一番の本質は“愛”による結びつきです。神と人間は愛という“霊的絆”で結ばれているのです。

しかし残念なことに「神の愛」は、肉体という物質に覆われている地上人には、直接的には感じられないようになっています。そうした地上人も死後霊界に入ると、神の愛をひしひしと感じるようになるのです。

地上人に「神の愛」を届ける霊的先輩たち

神の愛は、守護霊や背後霊といった霊的先輩たちを通して地上人に届けられます。私たち地上人は、霊界にいる先輩霊たちを介して間接的に神の愛に触れるようになっています。日常生活の中で、時に神の愛を実感することがありますが、その多くが彼らによってもたらされたものなのです。

神の愛を多く受け取ることができればできるほど、その人間は神の存在を強く実感するようになります。この神の愛の受容性を左右するのが、一人ひとりの「霊的成長レベル(霊格)」なのです。

ホーム

はじめての方へ

関連サイト

サイト内検索

トップ