(2)幽体離脱とシルバーコード

幽体離脱現象

先に、死とは肉体と霊体が分離することであると言いましたが、地上で生存している間にも、こうした肉体と霊体の分離が起きることがあります。寝床に入り眠りにつこうとすると、自分の霊体が肉体から離れ、天井近くから自分の肉体を眺め降ろしていた、というような体験談をしばしば耳にします。最近ではこうした現象が“臨死体験”として話題になっています。第一部の霊界通信のところで紹介したスウェーデンボルグは、この体験者です。

肉体と霊体が離れることを「幽体離脱現象」と言いますが、実はこうした現象は特別な人の体験ではなく、睡眠中にすべての人間が経験していることなのです。ただ目が覚めたときに、その間のことが“脳”の意識にのぼってこないので、思い出せないだけのことなのです。霊性の高い人なら、訓練次第で幽体離脱中の体験を思い出すことができるようになります。

いずれにしても大半の人間が、毎晩のように幽体離脱(臨死体験)をしています。これはスピリチュアリズムによって明らかにされた驚くべき霊的事実の一つです。

シルバーコードと“死の定義”

幽体離脱中には、肉体と霊体は銀色の帯で結ばれています。この帯を「シルバーコード」と呼びます。シルバーコードには不思議な性質があって、どこまでも無限に伸びることができるのです。睡眠中に肉体を離れた霊体は、無限に伸びるシルバーコードで肉体につながれた状態で、あの世を見てきます。日本の古典の中には、このシルバーコードが「タマの緒」としてしばしば登場します。昔の日本人が、シルバーコードや幽体離脱の存在を、ごく当たり前に信じていたことが分かります。

さて、大半の地上人にとっての最大の関心事は、何といっても自分自身の死ではないでしょうか。多くの人々が死を恐れ、現代医学は少しでも患者の死期を延ばそうと懸命に努力しています。スピリチュアリズムでは“死”とは、肉体と霊体を結ぶシルバーコードが切れる瞬間のことであると定義しています。現代医学では死の認定をめぐってさまざまな議論がなされていますが、最も正しい“死の定義”とは――「シルバーコードが切れる時」ということなのです。老衰や病気などで肉体が衰弱していくときには、シルバーコードは徐々に細くなっていき、最後に切れて死を迎えることになります。

幽体離脱
死の瞬間

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