(5)カルマの法則と霊性教育の結果

再生者のカルマ清算に協力する

子供には「再生者」という重大な一面があります。この点から育児・教育を考えることも大切です。私たちの多くがカルマ清算のために再生人生を歩んでいるのと同様に、子供も前世でつくってしまったカルマを償うために地上に生まれてきた可能性があります。そして再生人生では、潜在していたカルマが、肉体の成長にともない徐々に表面化してくるようになります。時にはそのカルマが、成育とともに“性格の悪さ”として現れてくることもあります。

そうした場合「霊性教育」は、再生霊の性向を矯正し、カルマ清算に協力することになります。正しい霊性教育によって、内在していた悪いカルマが早めに切られるようなこともあります。

苦しむ子供に対しては、広い心で臨む

子供が大きなカルマを持っているような場合には、それが成長過程で、さまざまな困難やトラブルとして発現するようになります。あるいは先天的な障害やハンディを背負って生まれてくることもあります。

子供がそうしたカルマによる試練に遭遇したときには、親はその苦しみをやっきになって取り除こうとしたり、何としてでも避けさせようとしてはなりません。苦しむ我が子の姿を見るのはとても辛いことですが、そのようなときこそ「霊的真理」を依りどころに、広い心で子供に臨まなければなりません。子供が苦しみに堂々と立ち向かい、乗り越えることができるようにアドバイスしたり、陰で祈り続けるのです。

霊性教育には、必ず“真剣な祈り”がともないます。それこそが賢明な親の姿勢であり、正しい接し方です。親は自分の感情に盲目的に流されることなく、常に霊的視野に立ち、リラックスして子供に臨むべきなのです。

「霊性教育」の結果について

多くの子供が何らかのカルマを抱え、再生者として地上に誕生しています。このカルマが障害になり、思うように霊性教育が進んでいかないことがあります。子供の先天的なカルマによって、しばしば霊性教育の結果が左右されます。そのうえ子供を取り巻く環境は、物質主義と利己主義一色に覆われているため、子供は容易に悪い影響を受けてしまいます。こうした現実は、真剣に霊性教育に取り組んでいる親に、大きな悲しみと失望を与えることになります。

一部の人間だけに「霊的真理」が普及している二十一世紀では、完璧な霊性教育を実行することは、ほとんど不可能と言えます。霊性教育の完全な定着は、今後、何百年もの長い期間を懸けて達成していく人類共通の課題なのです。現在の“親”に要求されるのは――「霊的真理に従ってベストを尽くす。霊的真理にそった正しい親を目指して精いっぱい努力する」ということだけです。

そうした努力こそが、実は結果よりも重要なことなのです。子供のカルマや社会環境が及ぼす悪影響は、ある意味で親の努力の範疇はんちゅうを超えています。いくら努力しても、さまざまなマイナス要因が絡んで、結果的に子供が霊的真理から外れた道を歩むようになってしまうかもしれません。しかし、たとえそうであっても“親”としてベストを尽くしたなら、神の目には「最高の親」として映ることになるのです。

あとは子供自身の問題です。子供にも守護霊がいて、本人に最もふさわしい導きをしてくれている事実を思い出し、守護霊を信頼して大きく委ねることが必要となるのです。

霊性教育を通して親も霊的成長をする

霊性教育によって成長するのは、子供だけではありません。実は子供を育て導く親自身が、利他愛実践の訓練を受けることによって“愛の人格性”が高められ、霊的成長が促されるようになります。育児・教育は、利他愛実践の一つのパートなのです。この意味からすれば、たとえ実子でなくてもよいのです。他人の子供を利他愛で愛し、世話をし、育てるなら霊的成長がもたらされるようになるのです。

これは生前、子供に恵まれなかった女性が死後、幽界で子供たちの世話をする仕事について霊的成長の道を歩むようになるのと同じことです。人間は霊の親である“神”に倣って、自分より幼い人間を愛し育てる努力を通して神に近づいていくのです。幼い人間を導く努力を通して利他愛を実践し、霊的成長の道を歩むようになっているのです。

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