(2)妖精

妖精は、天使からの命令と愛を受け、自然界の造化の末端の仕事に従事しています。妖精は天使と同じように霊界で誕生し、しばしば“自然霊”と呼ばれます。妖精は霊的進化の程度では天使や人間よりも低い霊的生命体ですが、天使や人間と同じように、すべての妖精が永遠の進化の道をたどっています。

そのため妖精界には、霊的進化のレベルに応じて下位の妖精から上位の妖精へと無数のランクが存在し、それぞれに相応しい知性を持っています。また担当する仕事も、妖精界のランクに応じて与えられています。妖精(自然霊)の中で進化レベルの高いものは“デーバ”と呼ばれ、かなりの知性を備えています。心霊現象の演出には、このデーバが大きな役割を果たしています。

妖精は普段はエネルギー体として存在し、一定の形態を持ってはいませんが、時に光の点のように見えることがあります。妖精は地上の人間の観念に相応して、瞬間的に小さな人間や動物の姿をとることがあります。それが霊視能力の開けた霊能者に認識されることになります。また妖精は地上人からエクトプラズムを引き寄せて物質化するようなこともあり、その場合は地上人の肉眼でも見えるようになります。

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